エンディングノートとは、もしもの時に備えて、自分の情報や想いをまとめておくノートのことです。遺言書のような法的効力はありませんが、家族が困らないための実用的な情報をまとめる最も効果的な手段です。
この記事では、エンディングノートに書くべき項目を一覧で紹介し、具体的な記入例を交えながら書き方を解説します。
エンディングノートに書く項目一覧
エンディングノートに決まったフォーマットはありませんが、以下の項目を押さえておくと網羅的です。
1. 基本情報
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 氏名 | 山田 太郎 |
| 生年月日 | 1955年3月15日 |
| 住所 | 東京都世田谷区〇〇 1-2-3 |
| 本籍地 | 東京都新宿区〇〇 |
| マイナンバー | (記載の有無は任意) |
2. 家族・親族の連絡先
もしもの時に連絡すべき人をリストアップします。
- 配偶者、子ども、兄弟姉妹の氏名と連絡先
- 特に連絡してほしい友人・知人
- 関係性がわかるようにメモを添える
3. 財産・資産に関すること
- 預貯金:銀行名、支店名、口座種別
- 保険:保険会社名、証券番号、受取人
- 不動産:所在地、名義
- 有価証券:証券会社名、口座番号
- 年金:基礎年金番号(ねんきんネットで受給見込み額も確認可能)
- 借入金・ローン:金融機関名、残高の目安
4. デジタル関連
現代のエンディングノートでは、デジタル遺品の整理も重要です。
- スマホ・PCのパスワード
- メールアカウント
- SNSアカウント(Facebook、LINE、Xなど)
- サブスクリプション(Netflix、Spotify など)
- ネット銀行・ネット証券
5. 医療・介護の希望
- かかりつけ医の情報
- 持病・アレルギー・服用中の薬
- 延命治療に対する希望(厚生労働省は人生会議(ACP)として事前の話し合いを推奨)
- 臓器提供の意思表示
- 介護が必要になった場合の希望(在宅 or 施設)
6. 葬儀・お墓の希望
7. 家族への想い
最も大切な項目かもしれません。
- 配偶者へのメッセージ
- 子どもたちへの想い
- 感謝を伝えたい人
- ビデオメッセージとして残すことも
エンディングノートを書くときのコツ
完璧を求めない
一度に全部書く必要はありません。書ける項目から埋めていくのが長続きの秘訣です。
定期的に更新する
引っ越し、転職、家族構成の変化など、ライフイベントに合わせて内容を見直しましょう。年に一回の誕生日に見直す、というルールを決めるのもおすすめです。
保管場所を家族に伝える
せっかく書いても、家族が見つけられなければ意味がありません。保管場所は必ず信頼できる人に伝えておきましょう。
紙のノートとアプリ、どっちがいい?
エンディングノートには紙とデジタル(アプリ)の選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| 紙のノート | アプリ・デジタル | |
|---|---|---|
| 手軽さ | 書店で購入可能 | スマホですぐ始められる |
| 更新のしやすさ | 書き直しが大変 | いつでも簡単に編集可能 |
| 紛失リスク | 災害・引越しで紛失の恐れ | クラウド保存で安心 |
| 共有 | 物理的に渡す必要 | デジタルで安全に共有可能 |
| プライバシー | 見られるリスク | パスワードで保護 |
詳しい比較は「エンディングノートおすすめ比較」の記事もご覧ください。紙とデジタルの機能面での違いは紙 vs デジタルエンディングノート徹底比較で詳しく解説しています。
そなえでデジタルエンディングノートを始めよう
「そなえ」は、エンディングノートに必要な項目をすべてカバーしたデジタルサービスです。
- 項目ごとにガイド付きで迷わず記入できる
- スマホからいつでも更新可能
- もしもの時に指定した家族へ届く仕組み
紙のノートだと「どこに書いたっけ?」となりがちですが、デジタルなら検索もできて安心です。
まとめ
エンディングノートは、家族への最大の思いやりです。
法的な効力はなくても、あなたの情報と想いが一か所にまとまっていることで、家族は「何をすればいいか」が明確になります。
まずは基本情報と連絡先から。今日5分だけ時間を取って、始めてみませんか。